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Weight design

Weight design 概要

髪は元来、脳を直接守っている頭蓋骨を黄金比率で配合し合理的に守っています。しかし様々な理由で、いつの間にかその黄金比率が崩れてゆきます。(例:外的要因:重力、放置、パーマ、カラー薬剤、熱、スキバサミ、レザーの刃の損傷など 内的要因:頭蓋骨の個体差の形によるイレギュラー、毛根の代謝の乱れなどの体調からの内的要因)そこでその黄金比率の乱れを、黄金比率の理論とその理論に裏付けされた美容技術によって元の黄金比率の配置に戻すのが特許を取得したカット技術「ウェイトデザイン」の特徴になります。
 

  1. トップの重なりには対数螺旋(黄金比の渦)を使ったトルネードカット
  2. ミドルの密度にはフラクタル(黄金比の配置フィボナッチ数)を使ったスプリットカット
  3. アンダーエンド(毛先)には対数螺旋の渦1/4の軌道を使ったスーパーイングラカット
  4. 黄金比になったトップ、ミドル、アンダーを更に黄金比で繋ぐフィッターカット(対数螺旋の軌道のS状とR状を使う)
 
  • 全てのセッションを黄金比に近づけブラッシュアップする事で個々の究極のシルエット、バランス、クオリティが引き出せる

ウェイトデザインの軸となる3つの要素

 

物理学的要素

黄金比=1:1.618…という比率。これは自然界に絶対的に存在する効率のよい比率。つむじは本来この対数螺旋ですが、頭蓋骨の個体差の形によりイレギュラーが起こる。これを黄金比が内包する対数螺旋とフィボナッチ数のフラクタル(自己相似性)に同調させて戻すことで、バランスが整う。ウェイトデザイン の軸となる考え方。 
 

造形美学的要素

髪型を造形としてとらえ、造形美と機能美を追求して髪型を完成させる。色·形·構成· 質感が造形の4大要素。この要素を足したり削ぎ落としたりして髪型が生まれる。(ベーシックカットとは本来ここまでを理解しなくてはいけないのです)
 

生理学的要素

髪の配置効率を良くして代謝を上げ、エネルギーの供給バランスを好転させる。こ れにより毛根を活性化させ、キューティクルやタンパク質のスペックが向上。髪の強度が上がる(綺麗になる)。これもウェイトデザインで可能になる重要な要素。 
 
上記3つを理解し駆使した上で、初めて各自の感性というものが生きてくる。

ウェイトデザインのメリット

 「超バランス」&「時短カット(カット時間が半分)」&「髪質改善」に繋がるり現代のニーズにマッチしたカット技術!!
 

  1. 立体的な小頭(フォルム)のデザインカットができる⇒小顔(いわゆる足し算と引き算がよくわかる)
  2. 束感のある軽さと動きが出せる⇒外国人風(なんだかんだでカッコイイと感じる)
  3. スキバサミ、レザーを基本不使用なので刃で髪を傷ませない痛まないカット技術が身につく(実は怖いことをしていた)
  4. パーマ&カラーの仕上がりや、お客様が家での扱いやすさが大幅にUP(髪質、バランスがよくなるので必然的)
  5. 代謝が上がり髪に艶が戻る⇒キューテイクルと タンパク質が復活(細胞の特徴=環境に応じて変化する)
  6. 似合わせ技術を理論化⇒何となくや感覚的とは違うマニュアルとしての技術理論(実は皆探していた事)
  7. カット技術とデザインの幅が広がる (ナチュラルスタイルからクリエイティブ作品まで応用が可能)ダサクナイ!

 ※とにかく顧客の対応が違う事を実感する
※作品撮りも目から鱗

 対象の美容師さん

スタイリスト、デビュー前、カットの技術に差別化を図りたい、デザイン理論構築、スピードを上げたい方、本当の似合わせを知りたい方、今のままでは不安感を感じて居る方 

対象のお客様

全てのお客様が対象であるが特に癖毛、硬毛、広がるお客様
また、髪質が変わり始める3040代のお客様にも有効 
本当の自分の似合うを知りたい方(実は長さや顔の形ではなかった)
どこに行っても納得しない方

習得にかかる時間

最短3時間~(座学)
ウィックデモ、ウィック実践、人頭実践はカスタマイズ

頭の構造から導き出した3セッション

オーバーセクション

ハチ上のオーバーセクションは、頭蓋骨自体が硬く強度があるため、髪が頭蓋骨を守る優先順 位は低い。髪が弱くなったり、白髪、薄毛になりやすく、ペタッとつぶれやすい部位。
 

インナーミドルセクション

アンダーにある[こめかみ] [ぼんのくぼ] という 急所に被さる部分。そのため密度が高く太めの 髪になるので毛根はエネルギーを使いすぎる。重心が下がりやすく広がりやすい部位。
 

アンダーセクション

急所がある部分だが、ミドルより髪の密度は低い。オーバセクションとインナーミドルセクションの重なりと密度に左右され、比率が悪いと ハネたり髪質が悪くなる。頭髪と体毛の境目で もあり、わりとパサつく部位。

 
 

 

トルネードカット(オーバーセッション)

オーバーセクションのつむじの毛流れ(対数螺 )の軌道を使い、効率のよい重なりをつくる 。ハチ上から螺旋上でスライスを取り、頭頂部 にいくほど絞り上げる角度でパネルを引く。根 元のラインとカットラインは同調をしている。※対数螺旋が定規の役割をする。

スプリットカット(インナーミドルセッション) 

急所を守るために太く硬い毛が生えるインナーミドル。その密度を補正し剪定するのがスプリットカット。ウロコの重なりを想定し、それを半分に割るイメージ で根元から互い違いに間引き、髪の行き場を作り軽さと動きを出す。このとき毛 流れと同調させること。※フィボナッチ数のフラクタル(自己相似性)な互い違い

スーパーイングラカット(アンダーセッション

効率のよい毛先の分量を作るカット。対数螺旋の1/4 の軌道でアールシェイプしながら、飛び出した毛先をカット。切り口が頭の形に同調したアール状になる ので、収まりが良くなる。 

フィッターS R(全てのセクションの繋ぎ)

各セクション同士をさらに収まりよくジョイントさせるために考案。縦スライスで、頭のカーブに応じて算出された角度でパネルの上を削る。インナーミドル セクションとアンダーセクションを繋ぐフィッターはS字を描くような形で削ることで空間ができて骨格にフィットする。
オーバーセクションとインナーミドルセクションの繋ぎはR状でオーバーセクションとツムジの繋ぎはゆるいR状にする事で軽さと動きがでる。

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